1947-12-08 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第40号
せてきたのでありますが、その後電力事情の惡化等情勢が急變したため、前に述べました計畫量生産は非常に困難な状態になつてまいりましたので、保科専門調査員をして、八幡製鐵所の生産状況及び大阪商工局管内等の製鐵事情を調査せしめ、また日本製鐵株式會社の計畫部、技術部等からの資料を得ました結果、伸鐵及び再壓延による増産は、その品種別寸法別能力、材料及び需要鋼材の品種別寸法との關係をにらみ合わせて、増産限度は大體三萬トン
せてきたのでありますが、その後電力事情の惡化等情勢が急變したため、前に述べました計畫量生産は非常に困難な状態になつてまいりましたので、保科専門調査員をして、八幡製鐵所の生産状況及び大阪商工局管内等の製鐵事情を調査せしめ、また日本製鐵株式會社の計畫部、技術部等からの資料を得ました結果、伸鐵及び再壓延による増産は、その品種別寸法別能力、材料及び需要鋼材の品種別寸法との關係をにらみ合わせて、増産限度は大體三萬トン
たとえて申しますと、農家裁定必要の農機具をつくる場合に、年間大體三萬トンの鐵を要求しておるのに對して、二千トンしか渡らなかつたを、最近の交渉の結果、これが約一萬八千トンぐらい確保できる上昇線にたどりついたのであるし、さらにまた繊維製品にいたしましても、最初は三百八十萬反ほどのものが、紺織物その他において七百八十萬反という數字にこれがのぼり、地下たび、てぶくろ等においても、相當數量を確保いたしておる次第
そうして政府が交渉いたしました結果、大體三萬トンを輸入するということに相なつた次第であります。しかもゴム原料は農村用には、水産用にも、各種工業用にも廣く使われておるのであります。いわんや自動車の面におきましては、主たる原料たることは言をまたないのであります。